「最近なんだか疲れやすい」
「年のせい?ホルモンバランスかな?」
そんな会話、職場や友人の間でよく出ていませんか?
こんにちは。
施術と栄養学を融合したハイブリッドエステティシャン、ともえです。
今日は、あなたの“疲れやすさ”の裏側にある
「エネルギーのお金=ATP(アデノシン三リン酸)」についてお話しします。
◆ ATPとは?──体の中で使う「エネルギー通貨」
ATPは、私たちの体の中で使われるエネルギーの単位。
いわば「体の中で使うお金(通貨)」のようなものです。
食事で摂ったごはんやパンなどの栄養は、分解されて「エネルギーの材料」になります。
でも、それはまだ“現金化されていない材料”のような状態。
体はその材料を「ATP」という形に変換して、ようやく使えるようになります。
◆ ATPが使われる場面
作られたATPは、体のあらゆる活動に使われています。
- 筋肉を動かす(歩く・走る・姿勢を保つ)
- 頭を使う(考える・集中する)
- 体を修復する(細胞の再生・免疫反応)
つまり、ATPが不足すれば体は動かない。
どれだけ寝ても疲れが抜けない、集中できない…そんな状態になります。
◆ ATPを作る3つのステップ
体は、食事で得た糖(ブドウ糖)を使ってATPを作ります。
その流れは、次の3段階です。
① 解糖系(かいとうけい)
- 場所:細胞の中(細胞質)
- 特徴:ブドウ糖を分解して「ピルビン酸」を作る
- ATPの量:2個(少ないけれどスピード重視)
→ 例えるなら、「小さなおにぎりをちぎって、少しだけエネルギーを取り出す」ようなイメージ。
② TCAサイクル(クエン酸回路)
- 場所:ミトコンドリアの中
- 特徴:ピルビン酸を燃やして、二酸化炭素と電子(NADH・FADH₂)を作る
- ATPの量:2個
→ 火を起こして、次の大きな発電の準備をする段階です。
③ 電子伝達系(でんしでんたつけい)
- 場所:ミトコンドリアの膜
- 特徴:電子をリレーのように渡し、酸素を使って水と大量のATPを作る
- ATPの量:約30個以上
→ ここが本命の発電所。
酸素が必要なため、有酸素運動や深い呼吸がATPづくりを助けます。
◆ まとめ:ATPがつくれないと、疲れやすくなる
3つの工程をすべて稼働させて、ようやく1つのブドウ糖から約36個のATPが作られます。
もし、
- 食事の栄養が足りない
- ミトコンドリアが元気でない
- 呼吸が浅く酸素が不足している
などの状態だと、ATPの生産が滞り、慢性的な疲れやだるさにつながります。
◆ エネルギーを生み出せる体へ
疲れにくい体をつくるには、
「ATPを効率よく生み出せる環境」を整えることが大切。
栄養・姿勢・自律神経のバランスを整えることで、
あなたの体の“エネルギー工場”がしっかり稼働し始めます。
サロンでは、施術と栄養の両面から
あなたのエネルギー循環を整えていきます。
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