力を抜いているつもりなのに疲れるのはなぜ?お腹の硬さと浅い呼吸の関係

「力を抜いているつもりなのに、身体の力が抜けない」

施術中、そんな状態になっている女性は少なくありません。

肩や首に力が入っていることには気づいていても、意外と自覚しにくいのが、お腹の硬さです。

自分では力を入れていないつもりでも、触れてみるとカチカチ。少し押されただけで、「ここがこんなに痛いと思わなかった」と驚く方もいます。

お腹の硬さは、浅い呼吸や首・肩の疲れと関係していることがあります。

目次

力を抜けないのは、意識が足りないからではありません

身体に力が入っていると、「もっと力を抜いて」と言われることがあります。

けれど、長い間お腹を固めることが当たり前になっていると、本人にとってはその状態が「普通」です。力を入れている自覚がないため、抜こうとしても、どこをどう緩めればよいのか分かりません。

仕事に集中しているときだけではなく、立っているとき、座っているとき、眠っているときにも、無意識にお腹を固めていることがあります。

「こんなに硬いと思わなかった」

「押されると意外と痛い」

「ここが呼吸と関係しているの?」

まず必要なのは、上手に力を抜くことではありません。「私のお腹は、思っていたより硬いかもしれない」と気づくことが、身体の使い方を変えていく最初の一歩になります。

お腹が硬いと、なぜ呼吸が浅くなるのでしょうか

呼吸では、胸だけでなく、肋骨まわりやお腹も動いています。息を吸うときには身体が広がり、吐くときには少しずつ小さくなっていきます。

ところが、お腹がずっとカチカチに固まっていると、この伸び縮みが起こりにくくなります。

本来動いてほしい部分が十分に動かないまま呼吸をしようとすると、首や肩まわりの筋肉を使いやすくなります。重たいものを持つときのように、身体を固めたまま息をしている状態に近くなることもあります。

呼吸のたびに必要以上の力を使っていれば、休んでいるつもりでも身体は休まりにくくなります。首や肩をほぐしても、またつらくなる理由の一つとして、お腹の硬さや呼吸の使い方が隠れていることもあるのです。

目指したいのは、柔らかいだけのお腹ではありません

筋肉は、ただ柔らかければよいわけではありません。

必要なときには力を出し、必要のないときには緩められる。伸び縮みしながら、その場面に必要な分だけ働けることが大切です。

お腹の奥にある筋肉も、固め続けた状態では、しなやかに働きにくくなります。まず硬さを緩め、肋骨やお腹が呼吸に合わせて動きやすい状態をつくる。そのうえで、息を吐きながらお腹を薄くする感覚を練習していきます。

必要な部分が使えるようになると、首や肩に頼りすぎずに呼吸しやすくなり、立つときにも余計な力を使いにくくなります。

お腹を緩めたあとに感じる変化

MEGURIでは、姿勢や身体の状態を確認したあと、必要に応じて柔らかいボールを使ってお腹を緩めます。うつ伏せになり、ボールに身体を預けるようにして行います。

初めは少し痛く感じたり、「こんなに硬かったんだ」と驚いたりする方もいます。緩めたあとの感じ方は、人によって違います。

「息が入りやすい気がする」

「首や肩が楽になった」

「立つのが楽」

「身体がすっきりして、肩がポカポカする」

一度緩んでも、いつもの癖ですぐにお腹を固めてしまうこともあります。それも、できていないということではありません。緩んだ状態と、いつもの状態の違いに気づけたことが大切です。

まずは、今のお腹を知ることから

仰向けになり、お腹にそっと手を置いてみてください。最初は、呼吸を変えようとせず、いつもの呼吸を感じます。

息を吸ったとき、お腹や脇腹は動いているでしょうか。力を入れていないつもりでも、お腹が硬くなっていないでしょうか。

次に、無理のない範囲で、ゆっくり息を吐いてみます。呼吸を変える前と比べて、お腹の動きや硬さに違いがあるかを感じてみてください。

うまく緩められなくても大丈夫です。今の身体がどんな呼吸をしているのか。どこに力が入っているのか。それを知るだけでも、身体を変えていく入口になります。

強く押したり、痛みを我慢したりする必要はありません。お腹の手術を受けたことがある方や、痛み・体調面に不安がある方は、自己判断でお腹をほぐさないようにしてください。

呼吸は、身体に合わせて練習していくもの

普段の呼吸を確認したあと、ゆっくり吐いて違いを感じることはできます。ただし、身体の状態や姿勢の癖は一人ひとり違います。全員が同じ方法で、同じように呼吸できるわけではありません。

MEGURIの美姿勢・呼吸トレーニングでは、呼吸だけを切り離さず、姿勢、お腹の硬さ、肋骨の動き、身体の力の入り方を一緒に見ています。

一度でうまくやろうとしなくても大丈夫です。今はできなくても、目指す方向が分かれば、少しずつ身体は覚えていきます。

身体を知ることが、変化の始まりです

お腹が硬いことも、呼吸が浅いことも、自分では気づきにくいものです。それは、身体の感覚がないのではなく、その状態で長く頑張ってきたからかもしれません。

まずは硬さをなくそうとするのではなく、今の状態に気づくこと。そこから、自分の身体に合う整え方を少しずつ見つけていきます。

小さな変化を重ねていくことで、必要以上に力を使わず、休みやすい身体へ近づいていきます。


自分の身体の場合はどうなんだろう?と思った方へ

MEGURIでは、姿勢や呼吸だけでなく、眠り、食事、ストレス、身体の緊張なども一つずつ振り返ります。今の身体に特に必要なことと、ご本人が「これならできそう」と思える小さな一歩を一緒に探しています。

今の身体に合う整え方を一緒に考えたい方は、MEGURIのサポートもご覧ください。

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